• 耳が痛い
  • 耳だれが出る
  • 耳が聞こえない、聞こえにくい
  • 耳鳴りがする
よくある症状

中耳炎

急性中耳炎

症状

疼くような耳の痛み、耳垂れ(耳漏)、聞こえにくくなる、発熱などの症状があります。
また、正常な鼓膜に対して赤く腫れ上がるのが特徴です。

原因

病原体(ウイルス、細菌など)が鼻やのどから耳管を通って中耳に入り込み、炎症を起こします。

治療

原因となっている細菌感染を解消する必要があります。基本的には抗生剤や痛み止めの処方、鼓膜の腫れがひどい、痛みが強い、高熱が続くなどの重症の場合は鼓膜切開により、耳に溜まっている膿を排出することにより、迅速に熱や痛みを軽減させます。
切開した鼓膜は約1週間ほどで元に戻ります。

滲出性中耳炎

症状

急性中耳炎と違い、痛みや発熱などの症状はなく、難聴や耳閉感などの症状があります。
難聴の程度について軽い場合が多く、症状を自覚しにくく、受診が遅れてしまうことも少なくありません。

原因

鼓膜の奥に中耳腔に滲出液が溜まることによって炎症が起こる病気です。
急性中耳炎の後、滲出液が中耳に残ったままになって炎症を起こして滲出性中耳炎を発症することが多いです。
また稀ですが、アデノイド(鼻の奥の咽頭扁桃)が肥大することにより、引き起こされる場合もあります。

治療

症状がひどくない場合は、原因となっている疾患、アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎、咽頭炎の治療を行いながら、経過を観察します。
改善が見られない場合、滲出液を排出するために鼓膜切開を行います。
鼓膜切開術でも改善しない、滲出性中耳炎を繰り返し発症する場合は、鼓膜チューブ挿入術により、中耳から膿、滲出液を排出させるための小さなチューブを鼓膜に設置し、数か月から2年留置します。

慢性中耳炎

症状

慢性中耳炎には以下の2種類があります。

治療

耳垂れを止めるため、抗生物質や点耳薬の使用により、治療を行います。
ただし空いた鼓膜の穴は自然に戻らないため、鼓膜の穴を塞ぐ根本的な治療には手術が必要となります。
鼓膜に空いた穴が小さければ、鼓膜形成術での対応が可能です。

外耳炎

耳の入口から鼓膜までを外耳と呼び、外耳で炎症が起こっている状態が外耳炎になります。

症状

耳がかゆい、痛い、耳閉感、耳垂れなどの症状があります。

原因

耳掃除や爪で引っ掻くなど外部からの刺激により、外耳に傷がつき、炎症が起こります。
治療せずに放置してしまうと、カビ(真菌)の感染により、外耳道真菌症などの病気に繋がります。

治療

外耳道の洗浄を行い、炎症の程度を見て、抗生剤の点耳薬、抗生剤軟膏、ストロイド軟膏を処方します。
かゆみが強い場合は、抗アレルギー剤などの内服薬を処方する場合もあります。

耳鳴り

耳鳴りとは

耳鳴りは周囲に音源が無い状況で、耳の中や頭の中で音を感じる状態のことを指します。
治療が難しいとされる症状の一つで、未だに原因が解明されていないのが実情です。60歳を過ぎると30%の方が耳鳴りを感じていると言われていますが、苦痛を感じて受診をされる方はその半数以下になります。
耳鳴りの症状を訴える方は難聴などの何かしら聴覚障害を伴っているケースが多いです。
過労やストレスなどの心的要因によって症状が起きる場合もあります。

治療

耳鳴りの原因がはっきりしている場合は、その原因となっている疾患の治療を行います。

突発性難聴

突発性難聴

症状

ある時、突然耳が聞こえなくなる症状です。(主に片側)耳鳴りやめまいを伴うこともあり、軽い場合は難聴というよりは耳閉感を感じます。

原因

耳鳴りと同様、はっきりとした原因は分かっておりませんが、発症前に肉体的・精神的疲労感やストレスを感じている方が多いです。

治療

突発性難聴の特徴の一つとして自然に治ることが多く、糖尿病・不整脈・高血圧などのリスクがなければ、半数の患者様は治療せずに数週間で治ります。
基本は患者様の経過を診ながら、薬物療法により症状の改善を図ります。