鼻は匂いを感じ取ったり、呼吸をする役割を持ちます。また、この際に空気中のチリやゴミ、細菌やウイルスが身体の中に侵入しないようにフィルターとしての役割、体内に入ってくる空気の温度や湿度を調整する複数の重要な役割を担っています。
匂いを嗅いだり、鼻での呼吸動作に伴い、匂いの成分が鼻の奥(鼻の付け根あたり)にある嗅粘膜に到達し、それが電気信号に変わって大脳に伝達されることによって匂いとして感じ取ります。これが匂いを感じる嗅覚の仕組みです。
また嗅覚は味覚とも深い関係があります。これは味を感じる時に、舌で感知する味覚と合わせて口から鼻に空気が通る際に感じ取る香りとが合わさるためです。そのため、風邪を引いたり、鼻炎で鼻が詰まっていたりすると味が分かりづらくなったりするわけです。