●寝る姿勢の工夫
仰向けで眠る場合、身体全体に下に向かって重力がかかりますので、舌根が気道に沈み、空気の通り道を塞いでしまいます。
眠っている間に気道を塞がないように横向きの姿勢で寝ることによって症状が改善される場合があります。
●減量
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の原因の一つになるのが肥満です。肥満による脂肪沈着が空気の通り道を悪くしてしまうことが要因です。
規則正しい生活と適度な運動を行い、適正体重を維持することが大切です。
●禁煙
喫煙は上気道の空気の通りを悪くする要因になります。
喫煙者は非喫煙者と比べて睡眠時無呼吸のリスクが高くなることが分かっています。
●寝る前の飲酒を控える
アルコールは上気道の筋肉を弛緩させ、筋肉の活動を抑制させます。その結果、舌が喉に落ち込みやすくなり、空気の通り道が確保しづらくなります。日本人は寝酒習慣がある人が多いと言われていますが、寝る前のお酒は睡眠に悪影響を与えることが分かっています。